2026年度を迎えて

 2026年度を迎えるにあたり、日頃より看護の発展と地域医療の充実にご尽力いただいている会員の皆さま、そして私たちの活動を支えてくださる県民の皆さまに、心より感謝申し上げます。
 昨年度は、医療・介護の現場が危機的な経営状況に直面する中で、看護職一人ひとりが高い専門性と使命感をもって地域を支えてくださいました。その姿勢は、県民の皆さまの健康と安心を守る大きな力となり、改めて看護の価値を社会に示す一年となったと実感しております。
 2026年度は、県協会が掲げる三つの精神、すなわち生命(誕生から終焉まで、尊厳を守り、真摯に命と向き合う精神)、自律(自己の規範を確立し、誠実に行動する精神)、情熱(何事も熱意を持って取り組み、成し遂げようとする精神)を基盤として、五つの事業に取り組んでまいります。

  1. 看護職一人ひとりのウエルビーイングの向上
  2. 持続可能な看護提供体制の構築
  3. 質の高い看護実践のための教育制度改革の実現
  4. より高い自律性を持った専門職としての活躍
  5. 地域における看護の拠点の確保

その他本会の目的を達成するために必要な事業です。

 安心して働き続けられる職場づくりの推進をし、働き方改革やメンタルヘルス支援、キャリア形成の強化を通じて、看護職が誇りをもって働ける環境を整えてまいりたいと思います。また地域包括ケアの推進と看護の役割拡大に着目し、高齢化が進む中、住み慣れた地域で暮らし続けたいという県民の願いに応えるため、訪問看護や在宅医療の充実、地域連携の強化に取り組みます。さらに次世代育成と教育の充実を掲げ、未来の看護を担う若い世代が学び、挑戦し、成長できる環境を整え、教育機関や行政と連携しながら支援を進めてまいります。
 看護の力がこれまで以上に求められる今、私たちは「人々のいのちと暮らし、尊厳を守り支える」という原点を胸に、専門職としての誇りをもって前へ進んでまいりましょう。
 今後とも会員の皆さま・支えてくださる県民の皆様と共に歩んでまいりたいと考えています。本年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。


公益社団法人神奈川県看護協会
会長 本舘もとだて 教子のりこ

会長 本舘もとだて 教子のりこ