かながわ地域看護師の取り組みについて

 高齢化に伴い医療ニーズが増加する一方、看護職員の不足と離職率の高さが課題となっており、当院も同様の問題を抱えています。かながわ地域看護師とは神奈川県が推進する看護師の人材交流・育成制度であり、地域の医療・福祉の連携強化を目的としています。当院では、聖マリアンナ医科大学病院と「循環型」交流を2025年の4月より開始しました。導入するに際し、処遇、給与(福利厚生)についての取り決め、当該者へ説明、研修プログラムや評価表の作成、評価時期と内容の検討、メンタルサポート体制の検討、協定書等の作成等を行い導入となりました。

 対象者は、「退職せずに出向という形で経験を積めた事は大きな魅力だった」「リハビリに関する新な経験が出来た」と話されていました。それは、地域包括医療病棟という自施設の強みを生かしたキャリア形成が可能であるという事を意味していると思われます。しかし、対象者は1名と少なく、継続実施が望まれます。加えて、配属部署の決定と希望に即したオプションの考慮をした為、対象者は、前半6か月地域包括医療病棟、後半は訪問看護にて研修中です。その為、総括した評価が必要となります。さらには、地域で安定的に働く看護師の育成をしていくためにも双方向の研修が必要となりますが、相互の人材確保が今後の課題と考えます。

医療法人社団総生会 麻生総合病院
看護部長 砂田 麻奈美

評価表 ※画像クリックで拡大