横浜市立みなと赤十字病院
看護配置マネジメントの活用
当院では2025年5月に、各部署の業務量の可視化と看護師の適正配置を目的に、「看護配置マネジメント」システムを導入しました。その機能と活用について紹介します。このシステムの主な機能として、全病棟の看護業務を一覧で示すことが可能です。「看護業務量一覧」(画像1)では、病棟ごとに、業務量スコアが勤務者合計の1.2倍になった場合、「!」が表示され、業務負荷が高いことを示します。業務量スコアの各項目は、電子カルテオーダーから紐づけられる入院・退院、治療、検査や、重症度、医療・看護必要度のB項目、管理日誌からの要注意・重症情報や年齢等で構成されています。各項目係数の重みづけは、半年かけて企業とともに評価しながら調整して設定しました。看護勤務者においては、勤務表と連携しており、新人等は0.5人換算されています。看護業務一覧は、3時間ごとに情報が更新され、日々の看護師リリーフの判断に活用できています。部署管理者にも権限を付与し、情報を可視化しています。一方で、各勤務帯の看護師人数による業務負荷の表示ではないことや、看護補助者の配置は反映されていない等の課題があり、受け持ち分担表と併せて判断しています。
その他、曜日ごとの業務量推移や看護配置分析レポート、オーダー発行時間(画像2)や指示受け分析(画像3)等も可視化されるため、各部署で看護配置の検討や、業務改善に活用することができます。今後の課題は、これらのシステムを活用した業務改善や働き方改革のマネジメントを行い、変革することです。
横浜市立みなと赤十字病院
看護副部長 植田幸子


