「地域特性に応じた看護人材の確保と定着」~プラチナナースの強みを活かす職場づくり

 当院は神奈川県唯一の村(人口:2,640人)に位置する精神科単科病院です。地域特性から看護人材の確保が最優先課題であり、新たな採用だけでなく、ナースに長く働き続けてもらうための工夫を重ねています。

 当院では60歳以上のシニアナースを「プラチナナース」と命名し、積極的に活躍の場を広げる取り組みを行っています。

【プラチナナースの強み】

  1. 安定した労働力と柔軟な対応力
  2. 若々しさと適応力
  3. 社会貢献への高い志と心の余裕
  4. 熟練の看護技術と即戦力としての価値
  5. 調和を重んじる謙虚な姿勢
  6. 高齢患者様への深い共感力

 当院ではこれらを「普遍的な価値を持つ財産」と位置づけ積極雇用しており、現在60代以上が全体の39%(最高年齢82歳)を占めています。

【長く働けるための取り組み】

  1. 身体への負担軽減:定時勤務や15分研修の導入、病棟会の廃止、当直免除など柔軟に対応。
  2. 安全な職場環境:送迎バス運行や大雪時のタクシー手配など通勤面をサポート。
  3. 誇りをもって働ける環境(心理的安全性):能力に応じた業務配分や「わからない」と言える風土を醸成。万が一の病気発症時も、安心して治療に専念できる体制や業務調整、意向を尊重した復職支援を徹底し、経営者の理解とともに、病院全体で「不安なく働き続けられる職場」を守っています。

図1

清川遠寿病院
看護部長 田口祐子