かながわ地域看護師の取組み

 汐田総合病院は、横浜市鶴見区に位置する324床の地域密着型多機能病院です。

 かながわ地域看護師の取組みは、鶴見区内で三次救急を担う済生会横浜市東部病院の救急受入れ体制を支えるため、当院への円滑な転院体制を構築したいという地域のニーズから始まりました。当時の当院は看護師不足により病床を十分に稼働できないという課題を抱えていました。

 そこで、済生会横浜市東部病院から看護師の出向支援を受け、病床を拡大するとともに、東部病院からの転院患者を円滑に受け入れる体制を整備しました。

 その後、この取組みは単なる「人材支援」から「地域全体で看護師を育成する」取組みへと発展しました。互いの病院が有する機能や専門性を学び合うことで、看護師の視野が広がり、地域看護の質の向上につながっていることを実感しています。

 2017年に開始した本取組みでは、2026年6月現在までに延べ32名の済生会横浜市東部病院の看護師が当院で研修を行い、当院からも延べ3名の看護師が東部病院で研修に参加しています。

 また、新卒入職時から地域看護師を目指す「つばめコース」と、中堅看護師の育成を目的とした「つばさコース」を設け、それぞれ体系的なプログラムのもと実践を重ねています。

 医療が病院完結型から地域完結型へと変化する中、人材育成においても地域全体で支え合い、学び合うことが求められています。今後も地域に根差した人材育成の取組みをさらに発展させ、地域医療・地域看護の質向上に貢献できるよう積極的に推進してまいります。

公益財団法人横浜勤労者福祉協会 汐田総合病院
看護部長 三上朋子

かながわ地域看護師のプログラム

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